概要
この記事では、AIエージェントにおけるオートメーション機能の利用に際した事前設定方法をご案内します。
目次
・概要
・Okta
事前設定:アプリケーションとチャットツールの連携
オートメーション設定を行うアプリケーションと、オートメーションに使用するチャットツールをzoobaと連携しておきましょう。
オートメーション機能を使用するには下記それぞれのアプリケーション連携が必要になります。
1.ナレッジとして登録する予定の各種アプリケーション
2.作業を依頼するチャットツール
3.実行制御に使用するアプリケーション
各種アプリケーションとzoobaの連携方法は、アプリケーション管理ページにある該当アプリケーションの記事をご参照ください。
共通設定:オートメーション用エージェントの基本セットアップ
サービス連携を行う際には、以下の共通設定を完了しておきましょう。
※AIエージェントが2つ必要です。新規作成が必要な場合は、zooba担当にご連絡ください。
ナレッジの登録
対象エージェント:「オートメーション作成」
ナレッジを登録することで、オートメーションを作成するときに、既存のルールや手順を自動で理解したうえでオートメーションを生成できるようになります。
IT 管理者向けのルール・手順・ナレッジを「オートメーション作成」のエージェントに登録します。
ナレッジ登録方法:https://support.zooba.app/hc/ja/sections/11242862346255-ナレッジ設定方法
AIエージェント一覧から エージェント種別「オートメーション作成」 のエージェントを選択し、ナレッジを登録します。
登録する情報の参考
- アカウント発行・削除手順
- 入退社オンボーディング手順
- MDM端末登録手順
- パスワードポリシー・リセット手順
- SaaS利用申請フロー
- セキュリティポリシー
- 承認フロー・エスカレーション手順
- 情シスFAQ
- Slack のIT問い合わせチャンネル(例:#it-helpdesk)や定常業務・入退社対応チャンネル
作業を依頼するチャンネルの設定
対象エージェント:「オートメーション実行」
「オートメーション実行」エージェントはオートメーションを実際に実行し、Slack 上でユーザーへの AI 回答を行うエージェントです。
AIエージェント一覧から エージェント種別「オートメーション実行」 のエージェントを選択し、作業を依頼する Slack チャンネルを設定します。
AIヘルプデスクの通知先設定を変更する方法:https://support.zooba.app/hc/ja/articles/9540876062991
💡 マネジメントエージェントを利用する場合
マネジメントエージェント経由でオートメーションを呼び出す場合は、以下の設定も行います。
1.AIエージェント一覧から マネジメントエージェント の「詳細を見る」をクリックします
2.サブエージェント タブを開きます
3.リンク済みサブエージェント に 「オートメーション実行」 のエージェントを追加します
4.オートメーション対応有効化 のトグルを ON にします
5.右下の「保存」ボタンをクリックします
オートメーション実行制御のサービスごとの設定
Google Workspace
✳︎ アプリ連携
アプリ連携画面から Google Workspace を連携します(すでに連携済みの場合はスキップしてください)。
Google Workspaceの連携方法:https://support.zooba.app/hc/ja/articles/6422625927567-GoogleWorkSpace
✳︎ オートメーション実行への接続設定
1.AIエージェント管理 >AIエージェント を開き、「オートメーション実行」エージェント の「詳細を見る」をクリックします
2.「実行制御」タブを選択します
3.「SaaS連携」タブを開き、GoogleWorkspace の「接続」をクリックします
4.「新規接続」 タブを選択し、アプリ連携のテナント および 連携に使用するアカウントを入力します
5.「接続する」をクリックします
✳︎ 管理コンソールでのスコープ追加
admin.google.com にアクセスし、以下のパスで設定します。
セキュリティ → API の制御 → ドメイン全体の委任を管理
一覧に「zooba」が表示されている場合は、行を選択して 「編集」 を開きます。
表示されていない場合は 、「新しく追加」 をクリックしてクライアントID 110832928481470811329 を入力します。
以下のスコープを追加してください。
<https://www.googleapis.com/auth/chat.messages.readonly>, <https://www.googleapis.com/auth/chat.spaces.readonly>, <https://www.googleapis.com/auth/chat.spaces>
※ クライアントID登録済みの場合は、スコープのみを追記してください。
主要運用ケースで追加が必要なスコープ
ユーザーアカウント管理(Admin SDK Directory API 参照)
| 運用ケース | スコープ |
|---|---|
| ユーザー一覧・情報の参照 | https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.user.readonly |
| ユーザーアカウントの作成・変更・削除 | https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.user |
| パスワードリセット・セキュリティ設定変更 | https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.user.security |
| 組織部門(OU)の管理 | https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.orgunit |
グループ管理(Admin SDK Directory API 参照)
| 運用ケース | スコープ |
|---|---|
| グループ一覧・設定の参照 | https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.group.readonly |
| グループの作成・設定変更・削除 | https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.group |
| グループメンバーの参照 | https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.group.member.readonly |
| グループメンバーの追加・削除・変更 | https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.group.member |
Google Drive 権限管理(Drive API 参照)
| 運用ケース | スコープ |
|---|---|
| ファイル・フォルダの共有設定参照 | https://www.googleapis.com/auth/drive.metadata.readonly |
| ファイル・フォルダの共有設定変更 | https://www.googleapis.com/auth/drive.metadata |
| ユーザーへのアクセス権付与・変更・削除 | https://www.googleapis.com/auth/drive |
Okta
✳︎ アプリ連携
アプリ連携画面から Okta を連携します。
すでに連携済みの場合はスキップできますが、連携時に発行した API トークン を後の手順で使用します。
お手元にない場合は再発行してください。
Oktaの連携方法:https://support.zooba.app/hc/ja/articles/6484710652559-okta
✳︎ オートメーション実行への接続設定
1.AIエージェント管理>AIエージェントを開き、「オートメーション実行」エージェント の「詳細を見る」をクリックします
2.「実行制御」タブを選択します
3.「SaaS連携」タブを開き、Okta の「接続」をクリックします
4.「新規接続」 タブを選択し、発行したAPIトークンとOktaドメイン名を入力します
5.「接続する」をクリックします
Slack
✳︎ アプリ連携
アプリ連携画面から Slack を連携します(すでに連携済みの場合はスキップしてください)。
Slackの連携方法:https://support.zooba.app/hc/ja/articles/6426114816271-Slack
✳︎ オートメーション実行への接続設定
1.連携に利用するアカウントでzoobaにログインします
2.AIエージェント管理>AIエージェントを開き、「オートメーション実行」エージェント の「詳細を見る」をクリックします
3.「実行制御」タブを選択します
4.「SaaS連携」タブを開き、Slack の「接続」をクリックします
5.「新規接続」 タブを選択し、「Slackで認証する」をクリックします
6.Slackへのアクセスを「zooba」アプリに許可する画面が表示されます
7.「許可」をクリックします
Microsoft Entra ID
✳︎ アプリ連携
アプリ連携画面から Microsoft Entra ID を連携します(すでに連携済みの場合はスキップしてください)。
Microsoft Entra IDの連携方法:https://support.zooba.app/hc/ja/articles/6674735660431-Microsoft-Entra-ID
✳︎ Entra ID 側での設定
1.Microsoft Entra 管理センター にログインします
2.アプリの登録 を開き、「新規登録」 をクリックします
3.以下を入力して 「登録」 をクリックします
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| 名前 | 任意(例:zooba-workflow) |
| サポートされているアカウントの種類 | シングル テナントのみ |
1.登録完了後の概要画面で、クライアント ID(アプリケーション ID)と テナント ID を控えます
2.左メニューの 「証明書とシークレット」を開きます
3.「クライアント シークレット」 タブ >「新しいクライアント シークレット」をクリックして、シークレットを作成します
4.表示された 値 を控えます(この画面を離れると再表示されません)。
5.左メニューの 「API のアクセス許可」を開き、「アクセス許可の追加」>「Microsoft Graph」>「アプリケーションの許可」を選択して必要なスコープを追加します
6.「管理者の同意を与えます」をクリックして同意を付与します
主要運用ケースで追加が必要なスコープ(Microsoft Graph アクセス許可の参照)
ユーザーアカウント管理
| 運用ケース | スコープ(アプリケーションの許可) |
|---|---|
| ユーザー情報の参照 | User.Read.All |
| ユーザーの作成・変更・削除 | User.ReadWrite.All |
| アカウントの有効化・無効化 | User.EnableDisableAccount.All |
| パスワードリセット・認証方法の変更 | UserAuthenticationMethod.ReadWrite.All |
M365 ライセンス管理
| 運用ケース | スコープ(アプリケーションの許可) |
|---|---|
| ライセンス割り当て状況の参照 | Organization.Read.All |
| ライセンスの付与・解除 | LicenseAssignment.ReadWrite.All |
グループ管理
| 運用ケース | スコープ(アプリケーションの許可) |
|---|---|
| グループ情報・設定の参照 | Group.Read.All |
| グループの作成・変更・削除 | Group.ReadWrite.All |
| グループメンバーの参照 | GroupMember.Read.All |
| グループメンバーの追加・削除 | GroupMember.ReadWrite.All |
✳︎ オートメーション実行への接続設定
1.AIエージェント管理>AIエージェントを開き、「オートメーション実行」エージェント の「詳細を見る」をクリックします
2.「実行制御」タブを選択します
3.「SaaS連携」タブを開き、Entra ID の「接続」をクリックします
4.「新規接続」 タブを選択し、以下の3つの値を入力します
5.「接続する」をクリックします
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| クライアント ID(アプリ登録) | Entra ID で登録したアプリのクライアント ID |
| クライアント シークレット | 発行したクライアント シークレット |
| テナント ID | Microsoft 365 テナントの ID |
💡 TIPS 💡
AIヘルプデスクを用いて、問い合わせを対応する運用を進めると、オートメーションするタスクを見つける機能から繰り返し発生している問い合わせ内容からオートメーションを追加することが可能です
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